採蜜の仕方

 採蜜は働き蜂が前日採取した蜜を一晩掛けて濃縮した蜜を取るために成るべく早朝が好ましく、遅くとも蜂が採蜜して帰る前に行うのが良い。


1、蜜枠の取出し

蜂が増え隔王板を入れ継箱を乗せて巣箱が2段になり継箱のさなぎが全て羽化し貯蜜蓋が3分の一掛けられたら採蜜の時期です。
巣枠の両端をしっかり持ち両手を強く上下させて蜂を巣箱の中に振るいます。そして残った蜂を蜂ブラシでそっと払い蜂がいなくなったら空いた巣箱にいれ蓋をして次の蜜枠も同じようにして空いた巣箱に入れます。代わりに空き巣稗を入れ蓋をして持ち帰ります。
蜜の匂いで蜂が追ってきますが。空き巣箱に蓋をしてあれば中には入れませんので安心です。蜜枠に蜂がついていると可愛そうなので成るべく丁寧に蜂を払ってから箱に入れます。彼らが一生懸命集めた貴重な食料を取られるわけですから当然荒れます。いつも申し訳ないと思いながら作業します。

右側格子状の物が隔王板です、これは丁度働き蜂が通れる広さで女王蜂は通ることが出来ない幅になっています。これを巣箱の上に置きその上に左側の継箱を置きます。これで下の巣箱は産卵・育児専用になり、上の継箱は貯蜜専用になり採蜜が楽になります。



2、蜜蓋を取る

集めた蜜枠は成るべく別の場所で搾った方が蜂がよって来なくていいと思います。匂いが通るところでは蜂が寄ってきます。
蜜枠は3分の一位が蓋がかかっているので蓋を取り除きます。蓋は蜜蝋ですのでいらない魔法瓶等に熱湯をいれて蜜刀を入れ、充分に暖めてから切るときれいに切れます。以前ケーキ屋さんの友人がデコレーションケーキのうまい切り方の裏技をおしえてくれました。それは包丁をガスレンジで予め暖めてから切るときれいに切れることでした。これも教えて頂いたことと少々重なります。


3、蜜を搾る

蜜蓋を取り除いた蜜枠を遠心分離機に入れ、最初はゆっくりと回転させ次第に速く回します。少し回したら蜜枠を反転させ同じ様に回転させます。新しい巣枠ですと柔らかいのであまり早く回すと巣がバラバラになってしまいますので気をつけて回します。


4、濾過する

搾った蜜は蜜蝋のカスが入っているので細かい網とガーゼで濾過します。
これでおいしい蜂蜜が取れました。ビンに詰めて完了です。
花の時期によっていろいろな香りの花蜜が取れます。

蜜刀で蓋を切取る 遠心分離機に入れる
遠心分離機で搾る

網とガーゼでろ過










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